緑内障の分類
緑内障は大きく分けると次の4つに分類されます。
1)正常眼圧緑内障
隅角部に異常はなく、眼圧も正常にも関わらず、視神経が障害をうけるもので、そのはっきりとした理由は解明されていません。
2)先天性緑内障
先天的に目の隈角部という部分が未発達のため、眼圧が上昇し、眼球が風船が膨らむように大きくなってしまいます。頻度は極めて少ないものです。
3)続発性緑内障
ぶどう膜炎や糖尿病性網膜症など、目の他の病気が原因で2次的に眼圧が上昇する緑内障です。
4)原発性緑内障
A:原発開放隈角緑内障
隅角部は正常だが、線維柱帯という部分が目詰まりを起こす事で少しずつ眼圧が高くなっていきます。視野が徐々に欠けていくため、その異常にすぐに気づくことが出来ず、気がついた時には症状がかなり進行していることが多いです。
B:原発閉塞隅角緑内障
隅角部が狭くなり、閉塞する事で眼圧が上昇します。急性型と慢性型がありますが、急性型の場合、突然目に激痛が走ります。激しい頭痛と吐き気を伴ったり、急に視力が落ちることもあります。これは緑内障発作といわれるもので、発症後48時間以内に処置しないと失明の可能性が高くなります。