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白内障と紫外線の関係 (2013/6/1)
白内障は紫外線とどんな関係があるんでしょう? 実験により、水晶体を取り出して強い紫外線を直接当て続けると白内障になることは間違いありません。しかし、水晶体は目の中にあります。理論的には紫外線は多くが角膜で反射されるので、目の中にはそれほど到達しないはずです。 紫外線を特別多く浴びる仕事(漁師さんやサーファーやプロゴルファーやテニスのコーチなど)をやってらっしゃる方で実際紫外線が原因の目の障害(翼状片など)を起こしている患者さんを数多く診てきたが、専門臨床医の経験的に、それらの患者さんに特別白内障が多いということはありませんでした。 もし紫外線がいっぱい目の中に到達としたら、紫外線をあびるのは水晶体の前面部中心に極端に多いです。これらは紫外線の影響があるかもしれません。例え、網膜色素変性症の患者さんには、前面中心部のみに白内障が起こることがある。若くして発症する白内障は、前面中心部から濁りが起こることが多いです。 しかし、通常の白内障は水晶体の後面に起こるタイプ、中心部に起こるタイプ、周辺部から中心部に向かって拡がってくるタイプが多く、前面中心に最初に起こるものが少ないです。紫外線の影響は通常の加齢性の白内障に関しては大きくはなく、原因はやはり加齢による水晶体の経年変化だと考えております。
※若くして(50歳未満)白内障になっている方や、網膜色素変性症の患者さんなどは、紫外線を浴びすぎないようにしたほうが良いかもしれません
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