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夏バテの原因とは (2013/7/7)
夏バテはいくつかの要因がからみ合って発症するものですが、大きく分けて以下の3つに大別されます。 1)体内の水分とミネラルの不足 人間の体温は36〜37度のときが一番スムーズに活動すると言われています。夏になると気温が上昇して体温も上がるため、身体は汗をかいて体温を下げようとします。 しかし汗は、体内の水分と一緒にミネラル分も体外へ排出してしまうため、身体に必要なミネラル分も大量に失われてしまいます。すると身体は、脱水症状をおこすなど、体調に異常を発生させてしまいます。 夏は軽作業でも、1日2〜3リットルの汗がでます。尿量が、1.5リットルであることを考えると、水分摂取が少ないと、当然汗の出かたも狂います。 また、日本の夏は高温多湿なので、皮膚表面から蒸発するときに、かいた汗が蒸発せずに皮膚に張り付きべとつき、熱を放散できなくなっていることもあるでしょう。 2)自律神経の失調 私たち人間の体は、周りが暑くなると、汗をかいたり血管を広げたりして体温を逃し、暑さに対応しようとします。この体温調節は自律神経の働きによるものです。 しかし、この状態で冷房の効いた部屋に入っても、体はすぐに外の気温の変化についていけません。しばらくすると温度が下がったことに気づいた自律神経はあわてて態勢を切り替えます。これが一日に何度も繰り返すことになれば、自律神経自体が疲れてしまい、負担がかかってしまうことになります。 これがひどくなるとめまい、食欲不振、頭痛などを引き起こすことになるのです。 夏バテの原因は温度だけではなく、日本の夏特有の湿気も原因の一つだとしてきされています。カラっとしたハワイやアメリカ西海岸であれば、夏バテがおきにくいのです。湿度が低いとすぐに汗が蒸発して、体温の調節がうまくいきやすいからです。 ※室内外の温度差による自律神経の乱れ 猛暑の屋外から、エアコンで冷えた室内に戻るときなどの急激な温度差は体力を消耗し、夏バテの原因になります。さらに冷房の効きすぎた部屋にいると、そのストレスから自律神経がうまく働かなくなります。加えて、自律神経の変調が胃腸の不調や全身の倦怠感、さらには食欲不振を招き、夏バテを引き起こします。 3)胃腸の働きの悪化 外気温は私たちの体にも大きく影響します。 外の気温があまりにも高いと、体の中も温度が高くなり、胃腸への血流が少なくなります。また、体温を一定に保とうとするために大量の汗を欠くと、出て行くのは水だけではありません。水分と一緒に塩分やカルシウムなどの大切なミネラルもたくさん出て行ってしまうのです。 体内の塩分が不足すると胃酸も減ってしまいます。この状態で冷たいジュースや炭酸飲料などの刺激が強いものをがぶ飲みすると、胃を壊したり、下痢を起こしたりします。さらに、冷たい飲み物で胃腸の温度が下がり、消化器官内の消化酵素の働きも低下してしまいます。
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