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性欲増進ホルモン・テストステロン療法の疑問 (2013/4/5)
最近話題になっている男性ホルモン・アンドロゲンの一種、テストステロンについて触れておこう。 このホルモンは精巣(睾丸)でつくられる男性ホルモンで性分化や思春期の男性性器の成育や男性の性欲亢進に働いているといわれている。分泌は20代がピークでその後徐々に減少していく。基本的には男性の性分化と性器や骨格、筋肉の成育に必要なホルモンである。ホルモン補充治療でアンドロポーズ(男性更年期障害)の治療に利用されることもあるようだ。米国の男性にはこのホルモンの注射、パッチ、ジェルを使う男性は非常に多いらし。 サプリメント・健康食品と称して多くの商品がネット上にも溢れている。しかし、米国専門機関の調査では、テストステロン療法が効果を有する証拠はほとんどないことが示されている。療法自体の安全性にも疑問があると指摘している。サプリや精力増強剤に含まれるテストステロンは非常に微量で、副作用もないらしいが、効果もないというのが、本当のことのようだ。中には、ペニスがデカクなるなどとの宣伝文句が踊ることもあるが、ウソである。仮に、テストステロンの効果を期待したいのなら、浮気をして大脳を刺激、脳からの命令系統でテストステロンを分泌するよう精巣に命令するしかない。テストステロンを外部から入手することで、逆に僅かでも分泌していたテストステロンが不必要という情報をキャッチ、自然には出さなくなるリスクさえあるものである。精力の減退を何とか食い止めたい、増強したい男性の切なる願いに擦り寄る商法には、注意が必要だ。 米国においても、男性更年期障害による、性欲の減退、虚弱、疲労感などとテストステロンの関係に医学的根拠は無く、加齢による現象と受止められている。 このホルモンが薬として利用されているのは、男性性腺機能不全、男性不妊症、女性性器末期がんの疼痛緩和などに限られている。この薬の副作用に紹介される部分に男子の陰茎肥大、持続性勃起、女子の陰核肥大、性欲亢進などが散見、どうもこの辺の副作用を逆利用している、なかなかのアイディア商魂なのである
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